ポケモン サン・ムーンのタマゴ、遺伝のまとめです。
図解を混じえて初心者でも分かりやすい!を目指しています。
※旧作では仕様がだいぶ異なります。サン・ムーンの場合としてお読みください。
タマゴからポケモンが産まれる
タマゴを手持ちポケモンに入れて特定の歩数を歩くとポケモンがタマゴから孵ります。
タマゴの入手はアーカラ島 オハナタウン北東の預かり屋さんで。最初にもらえるタマゴは「イーブイ」がかえります。
以後、預かり屋さんに条件を満たした2匹のポケモンを預けているとタマゴを発見することがあります。
※設定上、ポケモンがタマゴを「産む」のではなく、いつの間にかタマゴを持っていた、という事になっています。
タマゴのメリット
・捕獲することなくポケモンを増やせる
・初期など貴重なポケモンを増やせる
・親から遺伝させることで個体値の高いポケモンをゲット
・特性、性格などをある程度コントロール出来る
・タマゴ技と呼ばれる特別な技を持ったポケモンをゲット
特にバトルで重要な個体値、特性、性格が思い通りのポケモンを手に入れるためにタマゴによるポケモン育成をする事が主流です。
ゲームシナリオクリア後、ロイヤルドーム・バトルツリーでのBP稼ぎや、WiFiなどによる対人戦に向けての育成がメインです。
育成してみたいけど初心者でどこから手を付ければ…という方はコチラ
>はじめての厳選
シナリオクリアに関してはタマゴ育成に時間をかけるより、それなりの種族値&技構成のポケモンをゲットし、レベルを上げたほうが早いでしょう。
>ポケモンの強さを決める要素についてはコチラ
発見の条件と確率
タマゴが見つかる条件は以下
- 同じタマゴグループに属する♂と♀を預ける
- 一定の歩数を歩くごとに一定確率でタマゴが見つかる
- 預かり屋の前のお姉さんに話しかける
タマゴが見つかった場合、お姉さんが腕を組んでいるので話しかけるとタマゴをもらえます。
見つかる確率は預けたポケモン(親)の相性で変化します。
タマゴグループという隠しステータスがある
以下のいずれか1つでも当てはまる2匹を預けている場合、タマゴは見つかりません。
× 2匹が一致するタマゴグループではない
× 性別が同じ、もしくは1匹以上が性別不明(無印)
× タマゴグループが「未発見」の場合
伝説ポケモンなどは未発見ですので増やせません。
タマゴグループについてはゲーム内で確認出来ないので別途、調べる必要があります。
こちらにアローラ図鑑のタマゴグループ 一覧表を作成しました。
>参考記事
以下がタマゴグループの説明図です。
↑タマゴグループが「陸上」同士なので○
↑「陸上」x「飛行」なのでタマゴは見つからない。
メタモンをよく聞くけど?
例外として、
メタモンx「未発見」以外のポケモンでもタマゴが見つかります。この時、性別は♂でも♀でもよく、性別不明でもOKです。そのため中々♀が出てこないポケモンなどはまず♂とメタモンでタマゴをいくつも育て、♀が産まれてくるまで繰り返したほうが草むらでゲットするより早かったりします。
さらに、個体値の高いメタモンであれば、あらゆるポケモンを高い個体値で生ませられる可能性が高くなるので重宝されます。
▶メタモンどこ? → ウラウラ島のホクラニ岳。
※タマゴグループ、タマゴ技について詳細はこちらの外部サイト
「ポケモン徹底攻略」
セリフと発見確率
お姉さんに話しかけると親の相性を聞くことが出来ます。そのセリフにより発見確率が変化。
「違うポケモンと遊んでいる」|タマゴグループ不一致か、タマゴのできないポケモン
「それほど仲良くない」|255歩ごとに20%で発見。
「まずまず」|255歩ごとに50%で発見。
「とっても仲がいい」|255歩ごとに70%で発見。
相性がよくなる条件は「種族が同じ」、「親同士のIDが違う」の2点。
まるいおまもり で確率UP
殿堂入り後、アーカラ島カンタイシティの空間研究所から左にあるビル2Fでモリモトに勝利すると貰えます。上記の発見率からさらに倍増。
孵化を早くするには
タマゴはポケモンの種類ごとに決められた数値があり、その数値分の歩数を歩くとタマゴが孵ります。コラッタなら約4000歩、ミニリュウなら約10000歩という具合。
結果、早く孵化するにはとにかく歩くことなので、移動速度の早いポケモンライドは時間短縮になります。特にケンタロスのBボタン ラッシュがより早い移動が可能です。
もう1つ、特性「ほのおのからだ」「マグマのよろい」を持つポケモンはタマゴの孵化をはやめてくれます。具体的には歩数カウントが
2倍進みます。
序盤で手に入る孵化用ポケモンは「ヒノヤコマ」
8番道路の草むらにいます。進化前の「ヤヤコマ」は特性が違うので進化させる必要があります。登場する地域がほぼ同じなのでヒノヤコマを直接捕まえたほうが早いでしょう。
また、今回はポケリゾートの開発で「ぽかぽかリゾート」を作るとタマゴを預ける事でも放置して歩数カウントを進められます。同時に出来るので今までよりはるかにはかどるでしょう。
産まれるポケモンについて
産まれるポケモンにはルールがあります。
・親の♀のポケモン種類で最も進化していないポケモンが産まれる
・Lvは1で生まれる
・基本的に個体値はランダム
なお一部例外もあり、ベビィポケモンと呼ばれるゴンベ、ルリリなどは親に特定の「○○のおこう」を持たせていると産まれます。そうでなければカビゴンからはカビゴンが産まれます。また、ニドランのように図鑑的に♂♀が別のポケモン種族となっている場合は♂か♀、どちらかが確率で産まれます。
遺伝
タマゴは遺伝法則があります。ここを理解した上でタマゴ育成をしなければ最大限の恩恵を受けられません。
【追記】以下の説明についての動画も作成しました。
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個体値は親から3つ遺伝
HP、攻撃、防御、特攻、特防、すばやさの6つのステータスの個体値は3つだけ遺伝します。どのステータスが、両親のどちらの個体値を遺伝するかはランダムです。
上の画像の例だと♂の特攻、♀の攻撃と素早さを遺伝して全く同じ個体値になっていますが、他のステータスは両親のどちらとも違います。0~31のランダムで決定します。※もちろん、偶然同じ値になって4つ以上遺伝しているように見えることもあります。
あかいいと で5つ遺伝
親に「あかいいと」を持たせていると上記が3つでなく、5つになります。親のどちらが持っていても違いはありません。
個体値固定遺伝のアイテム
下表のアイテム持っている親からは対応したステータスの個体値を確実に遺伝出来ます。残り2つ(
あかいいとなら4つ)は本来の遺伝法則に従いランダムで決まります。
HP |
パワーウェイト |
こうげき |
パワーリスト |
ぼうぎょ |
パワーベルト |
とくこう |
パワーレンズ |
とくぼう |
パワーバンド |
すばやさ |
パワーアンクル |
どうすると高個体値を上手く遺伝出来る?
個体値のMAX31の事を32進法を用いて「V」と表現します。攻撃の個体値が31なら攻撃がV、6つのうち3つが31なら「3V」、全て31MAXなら「6V」といった具合です。
多くの場合、この6Vのポケモンが有利なわけですが遺伝をうまく利用しなければ産まれてきません。ではどうするのか?
コツとしては親のどちらかの個体値を遺伝するルールから、「両親どちらかが31の能力をより多く持つ組み合わせ」で預けることです。
例えば2Vの親が何体か出来た場合、そのVがステータスごとで重なっている場合と、重なっていない場合の子の遺伝するパターンを見てみましょう。
※どちらの場合も子のステータスは遺伝が決まった能力の場合のパターンであり、3つの能力は半分の確率でランダムになります。
重なった3V同士
|
親A |
親B |
→ |
子 |
HP |
10 |
10 |
10 |
攻撃 |
10 |
10 |
10 |
防御 |
10 |
10 |
10 |
特攻 |
31 |
31 |
31 |
特防 |
31 |
31 |
31 |
すばやさ |
10 |
10 |
10 |
重なっていない3V同士
|
親A |
親B |
→ |
子 |
HP |
10 |
31 |
10 or 31 |
攻撃 |
10 |
10 |
10 |
防御 |
31 |
10 |
31 or 10 |
特攻 |
31 |
10 |
31 or 10 |
特防 |
10 |
31 |
10 or 31 |
すばやさ |
10 |
10 |
10 |
「3つは親のどちらかから遺伝し、残りの2つはランダム」というルールから、Vが重なってない親同士の方が3Vの出来る確率が上がります。
「あかいいと」を持たせれば、さらに4Vの可能性も高確率。
(両親のどちらかがVを持つ=子にVが遺伝される可能性のある能力が4つを超える場合は「あかいいと」を持たせるといいでしょう。Vが3能力より少ない場合、「パワー○○」を親に持たせたほうがVの増える確率が高まります。)
とはいえ、まずは個体値MAXの31(V)の個体が手に入らなければ始まりません。タマゴ孵化で増やしたポケモンや、今までに捕まえたポケモンをジャッジ機能で見てみましょう。Vを持つ個体がいるかもしれません。タマゴグループおよび性別の条件が合えば、欲しいポケモンに他のポケモンのVを遺伝させることも可能です。
ポケモン育成、厳選の初心者の方はコチラの記事をご参考に
>はじめての厳選
4Vメタモンの確定GET方法あり
5V、6Vを目指すには出来ればメタモンがオススメです。あらゆるポケモンの親になれるため、別のポケモンを育成しようと思った時も手間が省けます。
サン・ムーンでは3つ目の島「ウラウラ島」の序盤にあるホクラニ岳に出現。
4Vが野生で出現する単純確率は1/32の4乗…100万分の1の確率とも言えます。ひたすら捕まえて個体値を専用サイトなどで算出して…という地道で非常に長時間を要する作業になるのですが、本作では高個体値を出現させるテクニックがあります。仲間を呼ぶたびに呼ばれた5匹目は1V、10匹目は2V、15匹目は3V、
30匹目以降は4V確定に。(最初の1匹を含むと31匹目以降。)呼ばせるためにはビビリだまを使うと効率アップです。
また、いかく、プレッシャー、きんちょうかん を持つポケモンを出していると呼んだ時に仲間が来る確率がアップします。ニューラがみねうち使えるプレッシャー持ちで優秀。
外部リンク
>ビビリだま連鎖で高個体値出現
具体的な狙った遺伝例
ではVを持った親が用意出来たとして、今度は何を引き継がせたいか。ただVが多ければいいわけではなく、たとえば特攻と素早さの種族値が高い先制必殺のフーディンであれば、その能力をVにしたいわけです。
例を見てみましょう。親Aと親Bがいて、「特攻」を優先させたい…。そうしたら特攻Vの親Aに
パワーレンズをもたせます。Bには
あかいいとをもたせて、引き継ぐ能力数を3から5に増やします。両親合わせてVの能力が4以上なら「あかいいと」で4Vが遺伝される可能性が出てきます。
理想的には表のような子が産まれる率が高くなります。
|
親A |
親B |
→ |
子 |
HP |
10 |
31 |
31 |
攻撃 |
10 |
10 |
* |
防御 |
10 |
10 |
* |
特攻 |
31 |
10 |
31 |
特防 |
10 |
31 |
31 |
すばやさ |
10 |
31 |
31 |
もし、子が4Vとならずとも、より多く or より欲しい能力にVをもった子が産まれた時は親のどちらかと入れ替えるといいでしょう。(♂♀一致 or メタモン利用でタマゴ発見条件を満たしている事が前提)
HPと特攻を引き継いだ子を親Aと入れ替えたとしたら…
親A |
親B |
31 |
31 |
10 |
10 |
10 |
10 |
31 |
10 |
10 |
31 |
10 |
31 |
1V x 3V → 2V x 3V の組み合わせとなり、HPがVになる確率も倍になりました。こうしてVの数が増えたポケモン同士を親にすることで、5V、6Vを目指すことが出来ます。
6Vじゃなきゃダメなのか?
結論から言えば6Vでなければいけない理由はほとんどありません。抑えるべきステータスがVであれば十分です。その点をステータスごとに簡単に説明。極稀に個体値0が望ましい場合がありますがここでは省きます。
HP |
高いほど良いのでV目指したい |
こうげき |
特殊技のみの構成ならいらない |
ぼうぎょ |
高いほど良いのでV目指したい |
とくこう |
物理技のみの構成ならいらない |
とくぼう |
高いほど良いのでV目指したい |
すばやさ |
種族値が低く、基本的に先制取れないならいらない
「先制一撃必殺、打たれ弱い」というポケモンはV必須
フーディン、サンダースなど |
なお、31であるVでなくとも、29~でも充分に強いです。誤差レベルではありますので本気で世界レベル大会でレーティングトップを目指す…とでもなければこだわりすぎずに楽しみましょう。
具体的にはどれくらいの差が出るのか?バトルツリーやレーティングバトルで用いられるLv50制限のとき、個体値2につき能力実数値が1違います。(努力値計算を省く。)これを誤差と取るかどうか、あなた次第で妥協点を見つけましょう。
性格は「かわらずのいし」で遺伝
「かわらずのいし」を持った親の性格を100%遺伝します。両親ともが持っている場合はどちらかの性格を五分五分で遺伝。
特性の遺伝法則
タマゴを産む側の特性が約7割の確率で優先遺伝となる。
(♂♀なら♀側、メタモン配合ならメタモンでない側が優先)
特性については「かわらずのいし」で性格を固定するといったような影響を与えるアイテムは見つかっていません。
なお、隠れ特性の場合は5~6割で隠れ特性が遺伝される。この時、♂♀の配合における♂もしくはメタモンの隠れ特性有無は確率に影響しない。通常特性から隠れ特性が生まれることはありません。
そもそも隠れ特性の入手法は?
通称、夢特性とも言われていますがシリーズごとに取得方法が違います。「サン・ムーン」では
「戦闘中の仲間を呼ぶ連鎖で隠れ特性持ちポケモンが出現」。
10匹目以降は隠れ特性が出る可能性があり、5匹ごとにアップするとのこと。メタモンの「へんしん」でコピーして自身のステータスを見て確認するなど、相手の特性をしっかり確認してから捕まえないとせっかくの連鎖をやり直すことになります。準備して挑みましょう。
モンスターボールの遺伝
- ♂と♀もしくは、♀とメタモンの組み合わせの場合、♀のボールが遺伝する。
- ただし、両親が同種の場合は♂からも遺伝
- メタモンと預けた場合、メタモンでないほうから遺伝、(メタモンからは遺伝なし)
- マスターボール、プレシャスボールの場合は遺伝せずに通常通りモンスターボールとなる。