大好きなメガテンの新作が! 珍しくソッコー予約しました。
- ニンテンドー3DS
- 2016年2月10日発売予定
多くの方が「引き継ぎ」のキーワードでいらっしゃるので引継ぎ要素について調べました。
■前作 真・女神転生Ⅳ セーブデータを読み込むと・・・
主人公の装備、換金アイテム、EXP取得アイテムが手に入るそう。EXPアイテム以外はクリアしてなくてもよさげです。
【追記】装備のヒーローピアスに関して性能を実機確認。MP+15、全パラメータ+3と強力!
完全新作で特典もオマケ程度なので本作からのプレイでも十分です。ただ、ゲームを楽しむ上でストーリーを重視する方は前作をプレイすればより楽しめることでしょう。安価なベスト版が出ていますのでお買い求めやすくなっています。
以下、本作および女神転生(通称メガテン)シリーズについてのお話をします。
【追記】→購入後のレビュー、序盤攻略ブログはコチラ
本作は真・女神転生Ⅳのストーリーがベースの完全新作
タイトル見ると「あれ、追加版かな?」と思ったのですが、どうやら完全新作。Ⅳの世界観を引き継ぐようです。Ⅳはガントレットという魔法の小手から悪魔を呼び出し使役する「サムライ」になる主人公のお話でした。このガントレットがシリーズでも定番の腕に取り付けるコンピュータで、悪魔召喚プログラムを備えています。今回は中世風の舞台なんだ、と思っていたら現代の東京とつながっていき、世界の謎が明かされていきます。前作 真・女神転生Ⅳ イメージイラスト
その現代の東京、悪魔がはびこり混沌とした世界になっています。今回のFINALはここが舞台。主人公もスマホ使う少年だったり、イマドキっすね。Twitter連動キャンペーンサイトなどPRも凝っており、期待しております。相変わらず、かっこえぇすなぁ。金子さんデザインじゃないのはちょっと残念だけど…。
今回は真・女神転生シリーズ、通称メガテンの説明から。
メガテンってなに?
第1作はファミコンで発売された女神転生デジタル・デビル・ストーリー。RPGです。移動は3Dダンジョンと呼ばれる手法でしたが、最近は他のRPGのようにフィールド移動になりました。ボクはまだ小学生で、3Dダンジョンは今のゲームのように自動マッピングもされないため方眼ノートに自分で書かないと進めない…。小学生は町すらロクにあるけず、ロクに進められませんでした。世界観は現代ですが、すべての敵はアクマ(いわゆる悪魔だけでなく神様も精霊も含みます。)と呼ばれ、世界各地の神話や伝承にある架空の存在がモデルです。ボクのようにメガテンから神話などに興味を持ったファンも多いはず。
ストーリーは宗教的な側面もあったり、大人向けのダークな展開です。
そして一番の特徴として当時衝撃的だった、敵である悪魔と話し、交渉し、契約して仲間にするシステム。カネやモノ、話術でアクマと交渉を繰り広げます。結果によりお金がもらえたり、仲間になってくれたり。決裂して一方的に殴られたり。
仲間にした悪魔は「仲魔」と呼ばれ、パーティとして呼び出せます。ただ人間である主人公とパートナーの2人を除いて仲魔はレベルが上がらない・・・より強くなる敵に追いつけません。そこで悪魔合体により新しい仲魔を生み出し戦力を増強していきます。
スーパーファミコンからはタイトルが「真・女神転生」となりました。ここから、主人公の選択によって神や悪魔の勢力どちらかについたり、どちらもつぶしたり(!)といったマルチエンディングが基本になりました。その進行により、考え方の同じ悪魔しか仲間としてパーティに組み込めなかったり、扱いにくいというシステムへの影響も。
下の画像はスマホでリメイクされた真・女神転生の1作目。ボクが当時、まともにプレイしたメガテンです。クリアには至らなかったですが…。というのも、ザコ敵が「即死する」という魔法一発が主人公に命中し即ゲームオーバーという驚異的な難易度がシリーズのお約束だったのです。よりコアなファンが増えました。
その後、以下の派生が生まれます。(マニアックなのも入ってるのは完全に趣味)
- 魔神転生 … スーパーファミコン(SFC) で出たシミュレーションRPG版メガテン。魔神転生IIがメッチャ好きでした…新作を待ち続けている
- ラストバイブル … SFCやゲームボーイで出たシミュレーションRPG。子供向けのデフォルメキャラでした。人間キャラが多いのも特徴。
- デビルチルドレン … ゲームボーイカラーのRPG。アニメもやったり子供向けに作られた。ポケモンチックで主人公でなくナカマに戦わせたり、ソフトも2タイプ赤の章と黒の章といった販売形態。
- デビルサマナー … セガサターンからはじまりプレステ、PS2、と続いています。ほぼ本家と同じシステムながら、よりサイバーでハードボイルドな作品イメージが特徴です。
- ペルソナ … 今では本家より有名シリーズとなりました。パーティにアクマはおらず、全員人間です。それら仲間はペルソナ能力を持っており、内なる悪魔や神を呼び出し戦う。舞台が学園モノ、高校生の主人公である事もシリーズの特徴であり、魅力です。
- デビルサバイバー … 3DSで出ているシミュレーションRPG。こちらも幅広い年齢層のファンを獲得しました。システムも凝っており、ヤスダスズヒトさんデザインのキャラも魅力的です。
神話や伝承をモチーフに現代に取り入れた世界観や、仲魔システムを特徴として紹介してきましたが、それだけではありません。音楽も独特でインパクトあるものが多いです。ペルソナなんかは3,4あたりからプレイしてない人も虜になりサントラが売れるというほど。
そして何より、メガテンといえば金子一馬さんというキャラクターデザイナーの存在が大きいです。
その前衛的なイラストは、ゲームのみならず金子さんのファンを生み出すほど。ボクもその1人で「金子一馬の世界展」という絵の展示会に行きました。本人のトークショー、握手会も楽しかったです。芸能人やミュージシャンではライブもいったことがないのに・・・。そして25万円する絵も買いました…!
こちらの「悪魔辞典」をはじめ、「金子一馬グラフィックス」などの画集も買っております。
なんだかメガテンより語りすぎてしまいそうなので今回はこの辺で・・・。
ファンが増えて欲しい!
ぐだぐだと語ってしまいましたが、さまざまな魅力が詰まったメガテンに少しでも興味を持ってくれたら幸いです。基本的にはストーリーが続きという事はなく、どの作品からプレイしても問題ありません。
現在、発表済みの新作は真・女神転生ⅣFINALだけでなくペルソナ5も。
どちらも楽しみです・・・。