今回は最も好きなジャンルの1つRPGについて、私的オススメについて語りたいと思います。
1994年 スクウェア(当時)より発売されたスーパーファミコンのタイトル、
ライブ・ア・ライブ(LIVE A LIVE)
名だたる漫画家7名が結集してのパッケージデザインも当時は話題になりました。
今回は一応シナリオのネタバレを避けます。
目次
私の好きなRPGの傾向
まずざっくりと私がどんなRPGが好きか。うーん。いざ書いてみようとすると自身で考察したことがないので書きながら分析します。
ただでさえ拙い文章がより一掃、分かりにくいものになりそうですがご容赦ください。
私はシステムを重視します。成長要素だったり、戦術だったり、プレイヤーごとに遊び方があるゲーム。
他に魅力的なシステムを箇条書きにしましょう。
- ステータス割り振り
- スキルツリー、スキルポイント
- 装備合成
- 陣形
- 合体技
- 敵を仲間に
- ジョブチェンジ
- マルチシナリオ
シリーズで言ってしまえば女神転生は仲魔システム、悪魔合体、スキル継承がシステムの根幹にあるので全作品が私の好みド真ん中です。数百いる仲間から自分好みに育てたり、「出会い」的な意外性から思い入れのある悪魔(仲間)が見つかったり。
今回は本ブログでも扱っている攻略作品/シリーズについては言うまでもなく「オススメ」であるので攻略してない作品も混じえながら。
過去作なら ライブ・ア・ライブ
数あるプレイ作品の中で1つ選べと言われれば悩みこんでしまいますが、5つ挙げろと言われれば間違いなく口にするであろうタイトル。
名作です。
本作はスーパーファミコンで発売されたRPGですが
現在はWiiUや3DSでバーチャルコンソールとして配信中です。
参考 ニンテンドー配信のダイジェスト動画(こちらから以下の画像を借りています。)
特徴的なのはオムニバス形式(独立したいくつかのストーリーを全体で1つの作品にしたもの)であること。
現代編、近未来編、原始編といった時代や舞台の違う作品7つから1つを選択してゲームが始まります。
主人公もそれぞれ別。
クリアすると別のシナリオを再選択していきます。順序は全くの自由、互いにも後にも順序の影響はありません。
それ一本が1つのゲームとして完成しており、共通のバトルシステムは同じですがシナリオごとに特徴的なシステムを持ちます。
前述した私の好きなRPGにあるシステムが規模は小さいながらも散りばめられてるわけですね。
例えば原始編は言語がまだない設定なので会話はすべて掛け声や絵文字で進みます。システムとしては素材を集めて武器やアイテムを作る合成システム的なもの。
現代編はストⅡなど当時の格闘ゲームを意識しており、対戦相手を顔アイコンで選んでバトルのみのシナリオです。移動=フィールドがありません。バトルでは対戦相手の技を受けた時に一定確率で技を習得可能。耐えながらラーニングしつつ勝つ事が最高目標。勝つだけなら難しくないのですが、技をフルコンプする!となると難易度がまた上がります。
各シナリオともバトルシステムは共通。特徴的なマスの上を移動して戦うセミアクティブタイムバトル。アークザラッドは近いかもしれませんが、そこまで広くもありません。また、移動力があるわけではなく、移動するほど相手の行動ターンとなるセミアクティブタイム。間合いを取ろうと移動をしていると相手も移動し、攻撃されたりします。
位置取りと攻撃などのアクションが独立しておらず選択となるので非常に戦術的となります。
シナリオとサウンド
本作は設定だけでなくキャラクターも立っており、シナリオも素晴らしい。ドット絵なので今ではチープさを感じる方もいると思いますが、シナリオはハイレベルです。音楽も秀逸。聖剣伝説レジェンドオブマナやフロントミッションを手掛けた下村陽子さんが担当しています。各シナリオごとに全く別の雰囲気に仕上げつつ、どれも完成度が高い。ゲーム内メニューからいつでもサウンドテストが選べたのでゲームの手を休めて聞いたり、何か別のことをする時にオーディオプレイヤー代わりにしたりも当時の思い出です。
プレイ感想
ネタバレが本作の最大の魅力である点から既にネット上に転がってるので避けてもな、というのもありますが…。シナリオの核心は避けつつ解説します。
7つのシナリオをクリアすると中世編という王道の中世ファンタジーRPGシナリオと思いきや、ゲーム史上に名を連ねる展開が待っています。
かなり暗い。
これをクリアすると最終編。各シナリオの主人公たちが集結し、自分好みのパーティを組んでラスボスに挑みます。
私の好きな主人公は現代編の高原日勝(タカハラ マサル)です。技をラーニングする要素が好きでした。
次点は功夫編の継承者と近未来編のアキラ。シナリオ的に使わざるを得ない、という勢い。
なお、未来編は当時、トラウマになりそうな恐怖を感じました。ホラーアドベンチャーゲームの様相です。
バトルもシナリオによってはほぼゼロだったり、レベル上げなどの作業になりにくい面白みがあります。
ゲームクリアまでのモチベーションも先の展開が気になるシナリオによって維持されました。
オススメするものの20年以上も経過してますので、今のゲームと比べるとチープさは拭いきれません。
以下を参考にしてください。
オススメできる人とできない人
ドット絵の好き嫌い
バーチャルコンソールなど旧作全体に通じて言えますがドット絵がチープに感じる事もあります。ドット絵のゲームが好き!という人でないとせっかくのシナリオやシステムも霞んでしまうでしょう。
ボリュームは期待できない
7つのシナリオそれぞれはかなりコンパクト。RPGツクールで作られた短編作品といった感じです。これが苦手という人は早々に飽きてしまうかも。1つ1つは一本道のシナリオなので繰り返し遊んでやり込んだり、物語をいろいろと探す感じは少なめです。(幕末編の100人斬り達成など例外も一部あり。)
最終編は自由度が高いですが、シナリオはほぼありません。ラスボスに備え準備をするといった感じ。ダンジョンで最強武器を集めるなど一般RPGのクリア後といった感じでしょうか。
ゲームのシナリオに魅力を感じる人でないとイマイチ
「◯◯ってゲームはシナリオが好きだ!」という感想を持ったこと無い方は向かないかもしれません。シナリオが良いとはいえ20年前の基準。当時のプレイヤーは絶賛しますが思い出補正が入っているのも確か。
元々、ゲームのシナリオをそこまで重視していないという人は魅力のないゲームになるかと思います。
今でも古いゲームを再プレイしてシナリオに感動する!という方はぜひプレイをしてみてください!
参考サイト ニンテンドー3DS ライブ・ア・ライブ