いつもお世話になっております、ゲーム専務です。
何か新しいゲームないかなぁ、とPS Storeを見ていたら見つけたタイトル、
トゥモローチルドレン。
独特ながら目を引くグラフィック、伐採や採掘で集めた素材から町を発展させていくマインクラフトのようなゲームシステム。キレイになったマインクラフトかな?と期待。
(マインクラフトはドットが魅力なわけですが。)
2016年9月7日 サービス開始
機種:PS4 ダウンロード専用
ジャンル:ソーシャルアクション(オンライン専用)
基本プレイ無料、課金によるシステム開放、アイテム購入あり。
舞台背景
簡単に背景設定を説明します。ソ連が舞台の中心。全体的にロシアンテイストです。
1967年、ソビエト連邦の科学研究機関で極秘プロジェクトに失敗、世界中の人々の肉体と意識が溶けて混ざり<ボイド>と呼ばれる真っ白な大地となって地表を覆ってしまった。
そんな不毛の大地であるボイドから発見される<マトリョーシカ>から人類を復元できる技術をわずかに残された人々が発見。
さらに文明再建、人類復活のための労働を任せる生命体<プロジェクション クローン>を開発した。
プレイヤーのあなたはプロジェクションクローンの1体となり働く、
「労働者エンタテインメント」
それが
トゥモローチルドレンです。
※公式で略称は「トモチル」とされています。
公式 ゲーム紹介トレーラー動画(YouTube)は以下。
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どんなゲームか?
目的は町の発展、人口500人
活動の中心である町。
人口500人がクリア目標です。
マトリョーシカを回収、復元する事で人口は増やせますが
町を維持するための
食料と電力も供給しなければ人口は減ってしまいます。
また、人々が生活するための「宿舎」など
町の設備も建設が必要。
プレイヤーは採掘、伐採といった労働により町の維持、発展に必要な素材を集めます。
その労働による貢献度合いでレベルを上げたり、配給券がもらえます。
レベルアップによるボーナスポイントをステータスに割り振って能力を上げたり、
配給券(お金の単位)と引き換えに新しい高性能なツールを入手できます。
時には町を襲う怪獣と戦闘する事も。
怪獣はボイドから生まれでてきます。結構な数がウロウロしている…。
本作の斬新な特徴
似ているゲームは?
マインクラフトをはじめに、ドラゴンクエストビルダーズなど サンドボックス型と呼ばれるゲームに似た要素がありますが、大きく異なる点がいくつかあります。
マルチプレイ専用のソーシャルゲームである
常にオンライン専用であり、いくつかある町の中から選ぶことは出来ますが必ず複数のプレイヤーと協力プレイになります。町の形は自分の考えだけでなく、みんなの行動で作られていきます。ただ、発展している町で労働者として貢献を稼ぐか、荒廃した町を復興させるか、新しく見つかった町で真っ白いキャンバスに自分が描いていくか、ある程度の町の状況から検索して移動することは自由です。
※課金額500円相当の「住民手帳」がなければ殆どの設備建設は出来ません。課金要素については後述。
- 町の名前
- 町の旗
- 町にいる人数
- 建設されている個人住居の数
- 町にいるフレンドの人数
あえて意思疎通しにくいシステムに
他のプレイヤーは基本的に姿が見えません。アクションをするとちらっともやが見えたり、姿が見えるくらい。
チャットなどもなく、「いいね」、「わるいね」のジェスチャーアクションがあるのみ。
マルチプレイ、ソーシャルゲームである故の「わずらわしさ」はないけども「さみしさ」は感じない、独特の「つながっている」感覚があります。
私はここから「1つの大きな目的に対して、他社を思いやって各自が考え動く」といった社会的に必要な要素が育まれるとも感じました。
一人で行動し続けていればいいのですが、その他大勢の動きもなければ目標は達成出来ない、というゲームです。
向いている人、向いてない人
以上の独特なシステムからハッキリとプレイスタイルの向き不向きがあります。
× 1から10まで自分の思い通りの町づくりがしたい
本作では ほぼ不可能です。多くの人の考えが混じるとどんな街になるのか、といった趣きを楽しんでみましょう。
× 自分が採掘、伐採した資源は自分が納めたい!
こちらもシステム的に完全には不可です。共産的な仕組みになっているので結果的に皆のためになれば良し、というものです。とはいえ「資源を掘り出した、資源への道を作った」という過程の労働も評価ポイントとなりますので全く評価されないわけではありません。どのように役割分担したら町のためになるのか、を考えて楽しんでみましょう。
× ひたすらに、いつまでも町を発展させていきたい
目標である人口500人に達すると復興完了として閉じられ、他の新たな町で復興のため労働します。そのため、いつまでも大きくすることは出来ません。常に序盤の攻略を楽しんでいきましょう。
○ ひたすらにコツコツ作業したい!
町の施設開発、設置が目的とはいえ、そのあたりのデザインは他の人に任せてコツコツ地道な作業したい…ボスを倒すよりレベル上げが目的!という人もいるでしょう。
ぃやりましょうッ!そんな貴方が必要です!
大丈夫、面倒な町の復興は、頼まずとも他の人が陰ながらやってくれます。
○ 困難な状況である序盤や逆境が脳汁出る
復興したら終わり、また新たな町へ、というシステム上 常に進行形で何かしらの課題がある事がほとんどです。
ぃやりましょうッ!そんな貴方が必要です!
○ 社畜です
ぃやりましょうッ!そんな貴方が必要です!
ゲームシステム詳細
画面の見方や操作・序盤攻略については記事を後で書くとして、プレイ前にゲーム内容を紹介できる程度に留めます。
ライフに注意
プレイヤーにはライフがあり、0になるとダウンします。増減すると頭上に表示される青いバーがライフ。
高所から落ちた時も減ります。その他、暗闇など長時間 光に当たらないでいると徐々に減少。写真のようにノイズが出たら危険信号です。
ライトなど、携帯できる光源を持って採掘などの作業場<
島>へ向かうのがポイント。
なお、ダウンすると他のプレイヤーにその場でライフを分けてもらって蘇生か課金による蘇生も選べますが、殆どの場合は町で再構成となるでしょう。この場合バッグにいれている素材を足元に落としはしますが、レベルやツール、配給券を失うといったペナルティは全く無いので安心しましょう。
島で資源獲得
町から離れた場所に島と呼ばれる場所があります。ボイドから不定期に生まれ、一定時間で消滅する資源採掘場。
町から離れたボイドは不安定でぬかるみのようになっており、無理に歩こうとすると沈んでいきダウンしてしまいます。移動はそのためバスを利用する必要があります。
島では設備の開発、維持に必要なメタル、石炭に加え「果樹」から食料、木材が入手できます。
加えて、最重要目的であるマトリョーシカも島で見つかります。
このように、町⇔島の往復が主なゲームサイクル。
設備を作る!
町の主要設備は勝手には発展しません。プレイヤーが作成することで増えます。それどころか怪獣の攻撃で破壊され作り直す必要さえあります…。
作るときは<万能工作台>で町の保管資源を消費してパズルを解けば作成可能。
ツールの配給
ピッケル、シャベル、チェーンソーといった資源獲得に必要なツールは町のショップで配給券と交換できます。
配給券は様々な行動による功績から配給されるお金のようなもの。
怪獣イズベルグ!
白い大地ボイドからは資源が採掘出来る島やマトリョーシカだけでなく、怪獣も生まれます。その総称がイズベルグ。ゴジラみたいなの、人くらいのサイズのハエのようなの、空飛ぶエイのようなのと種類がいくつかいます。
これらにはあっさり倒されてしまうので逃げましょう。課金ラインセンスの「第一種火器所持免許証」があれば銃火器を所持可能、撃退が出来るように。
町の発展
主要設備以外にも様々なオブジェを設置可能。PVでも高所へ伸びる階段などが出ています。
なお、一定高度まで高くするとクローンの体組織が維持できないとしてライフが減少、システム的に限界高度が設定されているようです。
ちなみに画像の空を飛ぶ「ジェットパック」もツールのひとつ。課金アイテムのライセンス「第一種 運転免許証」が必要です。
逮捕されるの…!?
「いいね」の逆、「悪いね」をつけられると自キャラが青く表示され、その状態で町の警官に見つかったり、捕獲装置の罠(資源など通常アイテムに偽装されている)にかかると檻にブチ込まれます。
賄賂として外貨(課金通貨)をNPC警官に渡せばすぐに出れますが、10分ほどで釈放されるので待てば良いです。画面に表示される方向にキー入力で時間短縮も可能。
なおシステム上、「悪いね」は悪いことを何もしてなくてもつけることが出来てしまいます。
他にも街の施設を破壊したりといったシステム上可能な迷惑行為をする事自体も許されているので、そういったプレイングをする人もいるでしょう。
悪いね、をつけて捕獲装置で檻に入れることも可能です。
また、「悪いね」は貢献度評価にマイナスがつきます。逆に「いいね」をされるとプラス評価。
手伝ってもらったり、活躍してる人、人が面倒でやらないことをやっている人などには「いいね」を送ってあげましょう。
ちなみにゲーム内設定では禁止とされている外貨を利用した不正ツールの使用、ライセンス取得などは檻に入れられる事はありません。むしろ、それ以外に正攻法での取得手段がありません。
課金要素について
課金によるライセンス取得でシステムが開放されていきます。
また、消費物であるツールの高性能品を購入することも可能。
いずれも課金通貨である「外貨」で購入できます。
なお、ゲーム中も足元に外貨1~5が落ちており、少しづつながら取得することが出来ます。無課金では絶対に手に入らない、というものは限定装備以外には今のところありません。
主な課金アイテム |
外貨 |
効果(表内の物はいずれも永続) |
住民手帳 |
500 |
殆どロックされている町の施設工作が開放、個人住居の取得も |
第一種 運転免許証 |
500 |
ホバーマシン、ホバータンク、ジェットパックなどが使用可能に |
第一種 火器所持免許証 |
500 |
ショットガン、ロケットランチャー、ダイナマイトなど使用可能に |
第一種 ツール所持免許証 |
500 |
ランマー、ナイトビジョン、ストレッチガンなどが使用可能に |
偽造 所有増加許可証 |
300 |
ツール所持枠+1(最大+2まで購入可) |
その他のツールなどは
外部サイトWikiの該当ページをご参考ください。
定価 \2,700の「建国者パック」を購入すれば以下が同梱済み。ゲーム開始からすべての要素を開放して始めたい人向け。
- 外貨500
- 住民手帳
- ライセンス:上表の3つすべて
- イーグル社製ジェットパック:空を飛べるアイテムで高性能
- 炭鉱作業着:能力値「器用さ」+20(単品購入不可)
- PS4用アバター:単品購入不可
まとめ
特に日本人では好みの別れるゲームシステムとは思いますが、画期的なゲームと思います。
一度は「へぇ、こういうもんか」程度に遊んでみてはいかがでしょう、無料ですし!
私自身、どっぷりとハマりつづけるジャンルではないのですが、思い出したようにやりたくなる面白さを含んでいます。
その性質上、「ベテランプレイヤーと差がついて・・・」という確執が少ないのもポイント。
どんな仕事だって全体で見れば必要な事なんです。社会的な勉強にもなるな、と思います。