SimCity(2013)
パソコン版シムシティです。タイトルは”SimCity”とシンプル。たくさんシリーズが過去にもあるタイトルなので便宜上、2013年度版という呼称がされます。
CITIES OF TOMORROW の副題は拡張パック。未来的な技術・建築物が追加されています。家から職場、学校、場合によっては発電所やゴミ処理場まで全て巨大な建造物内でライフワークが完結するというメガタワーや、リニア鉄道、核融合発電所など。果てはドローン技術により買い物、警察、救急、消防の機能を担ったドローンによる渋滞緩和された街なども作れます。現実世界より進んでますね。
なお、スマホで出ているBulidItというタイトルはこちらの2013のグラフィックがベースとなっています。システムは全くの別物ですけどね。
どんなゲームか?
なぜ今更2013年のゲームを載せてんだ?と思われる方もいるでしょう。ただ、こういった箱庭系ゲームとでもいいましょうか、シミュレーションゲームは年を経ても色あせないモノが多いわけです…。久しぶりにプレイしたので写真を何枚か載せつつご紹介を、と思った次第です。
おそらく一番多くの方にプレイされたのはスーパーファミコン(SFC)のシムシティでしょう。その後、シムシティ2000も同じくSFCで出ました。PCでは3000というタイトルも。
本作はそれらの後継ともいえるタイトルです。基本的にはプレイヤーが市長として街を作るゲーム。ただ、あれこれと進化はしており、よりリアルになっております。
基本は道路を敷き、発電所を置き、水道に供給する水資源を汲むポンプを設置、区画指定で住宅エリアを建築すれば後は勝手に人々が家を建てます。ここからさまざまなインフラを整えていきます。商業地区、工業地区で雇用が発生し、下水処理、警察、消防、学校、ゴミ処理場と街に必要な機能を整えます。街には次々と問題が発生します。渋滞や公害、犯罪…それらの対策を施すことも重要な要素になります。
スタート地点は敷地外の高速道路から敷かれた道路を伸ばし、発電所。写真は風力発電です。クリーンだけど発電力が低いのでスゴイ場所が必要!
緑色は住宅として区画指定した部分です。どんな家、どんな人が来るかは住民次第。
ポンプを設置し、水を供給!
みるみると街が作られていきます。
さらに区画設定。青が商業、黄色が工業です。
ざっと出来てきたところ。フキダシで住民の要望や不満があるので解決していきます。
本作はオンライン対応しており、マルチプレイヤーも可能です。ひとつの地域には6~8ほどの都市が存在し、その都市1つ1つに市長=プレイヤーが存在します。複数の都市を1プレイヤーが操作しても可です。地域内では人だけでなく、水道や電力といったインフラの行き来も発生します。原子力発電所で十分に余ってる都市から電気を買い、自分の街には発電所を置かないとか。
これが地域ビューで見た風景。四角い塊が都市1つ1つです。オンラインのメリットは実は特になく、人との絡み合いを楽しむ事を目的としてのプレイとなります。「隣の誰かがカジノばっか作ってギャンブル特化の都市作るから犯罪者がコッチにまで流れてくるじゃねーか!」とかトラブル解決を楽しんだり、お互いのリソースで助け合うようなゲームプレイになりますwノッカー、トリスメギストス、というのは私が名づけた都市の名前です。
なお、シングルでも同じように地域があり、都市があります。全て自分で操作できます。それぞれの都市で役割を持たせると相互に発展がしやすくなります。例えばコチラはアカデミーという特化建築物。ここで研究を進めると、ハイテク文明が地域全体で利用できるようアンロックされます。各都市でそれぞれに建築、研究する必要はないのです。
そのほかいろいろな要素
下水処理のマップ。街でどれくらい排出されるのか、どんな流れなのか見えます。電気、水道、ゴミなども同様のマップがあるので処理施設などインフラ整備の過不足は簡単に判断が出来ます。大気汚染マップ。あまりひどいとどこかの国のようにスモッグに覆われます…。左に矢印が見えますが風向きを示しております。風向きは基本的に変わらないので、風下に大気汚染せざるを得ない工業地帯や施設を設置するようにします。でも隣の都市には流れていくという…。
ホールなどを設置するとイベントを呼び込めます。興行ですね。費用はかかりますが、お客さんさえ入れば高収入。ただ毎日、手動で設定しないといけないのが面倒…。大量のゴミや渋滞の元になるのでいいことばかりではありません。
残念ながらビルや家屋が廃墟になることも。火災などで燃えたり、不満があって引っ越すと廃墟になります。取り除きも市長がコマンド実行しなければいけません。放置すると治安が悪くなって犯罪が増えたり、地価が下がったり…。次の建物も建たないので良いことなしです。
「犯罪が多すぎる」など不満が原因で住民が引っ越した場合です。対策をしないと複数の空き家が出来てしまい収入が得られません。
都市の予算管理。主に住宅、商業、工業の税金が収入です。人が増えなければ何ともなりません。写真では後半に建築できるメガタワーという超巨大コロニーによる支出・収入が大半を占めていますが…。メガタワーは非常にデリケートで赤字になりやすくリスキーです…。
渋滞緩和のために施設したバスやリニアなどの交通機関、警察・消防の維持費がかなり高く、予算を圧迫します…。任意でオンオフすることが出来るので機能停止(閉鎖)させれば取り壊すことなく維持費を抑えられますが、当然効果もなくなり問題を呼び込むためできれば避けたいところです…。作りすぎて余剰がある場合などは閉鎖も手です。
小学校、図書館、高校、大学などの教育関係施設を建築し、スクールバスのバス停など交通の便を整えれば市民の教育レベルが上がります。ゴミの分別によりリサイクル施設が機能したり、犯罪率が低下したり、技術レベルが上がりより高収入かつ低公害な工場が建築されたり…いいことばかりです。ただ、簡単には整えられません。ちなみにシムシティの住民たち「シム」には年齢という概念はなく、誰でも小学校、高校、大学に通います。教育レベルや収容数などの差があるだけで、順番に用意しないと機能しないわけでも何でもありません。大学ばかりでも大丈夫です。
なお、この教育レベル、技術レベルが不足している都市で原子力発電所を建築すると、作業者の技術力不足によりメルトダウン事故が高確率で発生します。リアルすぎるだろ…。なお、メルトダウンさせると街の敷地の4分の1ほどが人の住めない土地になり、ゲーム放置してても何十時間も元に戻りません。←させたのかよ。1からやりなおしたほうがいい、というレベルの災害です。
昔の作品から大好きだったシムシティ。本作はホントに良く作られています。ちょっと街の敷地が狭い、というのはありますが、地域という要素をうまく使っていくつもの都市を作る事で補えます。MODというユーザー開発の拡張データにも対応。写真は商業の店の一部がマクドナルドが建ったり、街の車が日本車ベースだったり。なにげに歩道だとかもちょっとした違いが施されています。
今後もふと思い立ったときにやりたくなる、末長く遊んでいけるタイトルとしてこよなく愛していきます!
【追記】プレイ日記 不定期更新!
-
シムシティ2013プレイ日記 2017年その1
なんだか面白くないな、とゲームに食指が動かない数日間がありまして。 スマホゲームは惰性でプレイするのですが、イマイチのめり込みきれない…。 リネージュはほぼつけっぱなしですが、日々の活動を作業的にこな ...
外部リンク > 攻略情報Wiki