美麗な2DグラフィックでのアクションRPG、キャラデザインに惹かれた本作。
ついに発売となりプレイしました。
結論から言うとおもしろい!
なにがどう面白いのか、システム紹介をしながら綴ります。まず、聖剣伝説シリーズが好きな方は惹かれるところがあると思います。
キャラデザインや、世界観、システムに至るまで要所要所に聖剣伝説に似た良さがあります。ただもちろん、聖剣伝説とは別物です。強いて言えばレジェンド・オブ・マナが一番近い雰囲気でしょうか。
爽快かつ高いアクション性と難易度のバランス
ボス戦は迫力ある敵サイズ。右上の簡易マップではシルエット表示で分かりやすい。チェイン(コンボ)もあり、数を重ねることでダメージアップする能力を得られたりもする。
方向キー↑↓ と 攻撃ボタン1つの組み合わせだけで対空、スライディングといった攻撃が可能。適当な連打でも手軽にコンボ可能。
私は正直、アクションが苦手なんですが操作しやすいです。
さらに、難易度選択が3段階あり、一番易しいと敵から受けるダメージが激減、避けたりしなくても誰でも進めます。メーカーによると「ストーリーを楽しみたい人の難易度設定も」との事でしたので、宣言どおりです。
高難度設定にすると序盤から敵の攻撃が激化、気を抜くとタコ殴りにされて即死します。歯ごたえの欲しい人はこちらで。いつでも設定できます。
アクションが得意でも、苦手でも、その人の求める楽しみ方ができます!
ストーリーの魅力
ストーリーシーンはフルボイス。2Dですが、よく動きます。仕草や目の動きまで、生き生きとしています。セリフまわしも奥深く、舞台劇のように繰り広げられます。ゲームシステム
食事でExpを得てレベルアップ!
新鮮だったのはレベルアップするのに、敵を倒す経験値より食べ物を食べたときの経験値がメインになる点。果物などを食べる事で経験値が得られます。果物は宝箱や敵が落とすこともありますが、種から育てるのが一番の収入源!種は植えるコマンドを実行できます。
どうやって育つのか?ここは特殊で、敵を倒すと得られるフォゾンというエネルギーを与えると育ちます。フォゾンはどうやって得るのか?
敵を倒す事でフォゾンが出現します。自動的に蓄積もされますが、写真のようにRボタン長押しで吸収もできます。蓄積したフォゾン(画面右上の数値)を解放することも出来ます。敵を倒して落ち着いてから、種を植えて安全に育てることができます。移植前作品との違いの1つで、前作は戦闘前に予め植えておかねばならなかったそうです。それは大変だ・・・。
植えた種がフォゾンを吸収すると・・・
ほどなくして実がなり、攻撃することで収穫できます。中には食べた後に種が残り、また植えられる果物も!
他には食事もあります。基本的に携帯は出来ませんが大量のExpを得られる!
ステージの途中にある鐘をならすとやってくる料理人。そこで料理が食べられます。呼んだときの演出もにぎやかw
その場で簡易レストランをこさえ、料理を作ってくれます。
果実が90とかのExpなのでかなりの取得量。材料のタマゴ1つあげればお金はいりません。
これがまた、料理がウマそうに見える美麗グラフィック…。
レシピを冒険の途中で手に入れると作ってもらえる料理が増えます。このレシピなんかのデザインもとてもセンスがいいですねー。
ゲームが進むとフィールドからいけるレストランと喫茶店も。オシャレすぎる!
こちらはゲーム中に手に入る特殊なコイン(ドラクエのちいさなメダルみたいなもの)を支払うと料理が食べられます。食材はいらないし、他に使い道のないコインなので気軽に使っちゃいましょう。
成長システムも好みでした
冒険の途中でフォゾンプリズムというものが手に入ります。ストーリー進行だったり、分岐のあるステージ内の端の宝箱だったり場所と方法はさまざま。これを手に入れるとスキルが解放されます。習得後、さらに強化が可能。敵を倒したときに得られるというフォゾンを消費してスキル1つ1つの強化ができます。
サイファーと呼ばれる主人公の武器そのものも強化可能。全体的に底上げするならこちらでしょうか。
ゲームがある程度進むと、アビリティというものも解放されます。スキルと違って特別なアイテムを手に入れる必要はありません。ポイントはレベルアップ時に蓄積されるアビリティポイントを振り分けることで習得。
ツリーになっており、上から覚えていく必要があります。一通り見渡して、「グルメ」による食べ物の取得経験値20%増加が欲しい!となり真っ先に習得を目指しました。
戦闘と冒険を彩る合成システム
私のように「合成」と聞くだけで何だかウキウキする方も多いのではないでしょうか!本作も合成システムがあります。主に薬品の合成をすることになります。薬品は回復薬や攻撃手段の1種として使えます。ゲーム序盤にチュートリアルが発生し、合成について教えてくれます。他のあらゆるシステムも丁寧なチュートリアルにしたがって教えてくれるので説明書も何も読まずにはじめても困りません。
「マテリアル」という薬品の元にマンドラゴラなどの薬草類や果実をミックスすると薬品ができます。出来た薬品にさらにミックスすることで強化や変化といった合成も。
カバンがいっぱいだ!というときにはミックスしてしまうと新しいアイテムや、よりハイレベルなアイテムにできます。
合成結果は表示された上で実行できるので安心!!
合成はアレコレ試していれば新しいアイテムも自由に作れますが、レシピを手に入れることも出来ます。
親切なゲーム設計
難易度で初心者もらくらくアクション、といいましたが道に迷うという人もいると思います。本作はソコも安心、ステージごとの部屋と部屋のマップがオートで表示されます。まだいってないところは暗くなっており、どんなアイテムがあるかさえも表示されているのでアイテムの取り残しも確認できます。久しぶりにコンシューマーゲームをやりましたが、本作にはこう、さっと手にとってどんどん進めたくなる快適さ、爽快感がありますね。じっくりやる時間もないのでイージーモードでサクサクとストーリーを楽しみたいと思います。
なお主人公は最初、ワルキューレのグウェンドリン固定になりますがストーリー進行の中で選べるようになるようです。ところどころでストーリーで登場する各キャラごとに違った立場、視点での物語と、それらが絡み合った大きな物語が楽しめそうです。
ヘタするとストーリーを読み飛ばしたゲームもある私ですが、続きが気になる本作でした。